そもそも何故甘いものを食べると虫歯になるのか?

「チョコレートを食べすぎると虫歯になるよ」
今も昔も、お母さんに言われるこのフレーズは変わらないようです。
確かにチョコレートやアメなど、甘いものやお菓子を食べると虫歯になりやすいです。

何故でしょう。

虫歯のい原因となるのは「ミュータンス菌」という細菌です。
名前くらいは聞いたことあるでしょうか。

このミュータンス菌が、甘いもの好きなのです。
口の中に甘いものが入ってくると、
ミュータンス菌が活発に動き歯垢(しこう)を作り、やがて「酸」が作られます。
この「酸」によって、歯が溶けて、虫歯になるのです。

虫歯予防に有効なのは、もちろん歯磨きです。
が、食事をした直後(だいたい30分)は、逆に歯磨きはしない方がいいです。

理由は2つあります。
①唾液が活発に分泌されている
食事をした直後は、唾液が活発に分泌されています。この唾液は口内を掃除する役割を担っています。歯磨きをすると、唾液本来の役割を阻害してしまうことになります。

②食事直後は歯がやわらかい
食事の成分にもよりますが、酸性のものを食べたり飲んだりした場合、
歯が一時的にやわらなくなっています。
この「やわらかい」状態で歯磨きをすると、かえって歯を傷つけてしまいます(酸触症)。
30分ほどすると唾液が中和してくれ、元に戻るのです。

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